テンペ

カテゴリ: 発酵食品の種類

テンペとは

テンペは、大豆をテンペ菌(クモノスカビ、Rhizopus oligosporus)で発酵させたインドネシア発祥の発酵食品です。納豆と似ていますが粘りはなく、白いカビで覆われた固形状が特徴です。インドネシアでは数百年前から日常的に食されており、国民食の一つとして親しまれています。

栄養価と健康効果

植物性タンパク質が非常に豊富で、100gあたり約19gのタンパク質を含みます。また、発酵過程でビタミンB12が生成されるため、通常の植物性食品では摂取困難なこの栄養素を補える点が特徴です。ベジタリアンやビーガンのタンパク源として世界的に人気が高まっています。

その他の栄養成分

テンペには、イソフラボン、食物繊維、鉄分、カルシウム、マグネシウムなども豊富に含まれています。発酵によって大豆の栄養素が消化吸収しやすい形に分解されており、生の大豆よりも栄養価が高いとされています。また、抗酸化物質や抗炎症成分も含まれており、生活習慣病の予防にも期待されています。

調理方法とアレンジ

肉の代替品としても注目され、フードテック分野でも活用されています。薄切りにして焼いたり、揚げたり、煮込んだりと、様々な調理法に対応できます。ナッツのような風味としっかりとした食感があり、カレー、炒め物、サンドイッチ、サラダなど、幅広い料理に活用できます。

日本での普及

日本でも健康食品店や自然食品店で販売されるようになり、テンペ専門店や手作りキットも登場しています。納豆とは異なる食感と風味で、新しい大豆発酵食品として定着しつつあります。