納豆
カテゴリ: 発酵食品の種類
納豆の歴史と文化
納豆は、大豆を納豆菌(Bacillus subtilis var. natto)で発酵させた日本独自の発酵食品です。独特の粘りと香りが特徴で、好き嫌いが分かれますが、その栄養価の高さから世界的にも注目されています。平安時代から食されてきた歴史があり、日本の朝食文化の象徴的存在となっています。
ナットウキナーゼの健康効果
納豆菌が生成するナットウキナーゼには血栓溶解作用があるとされ、血液サラサラ効果が期待されます。この酵素は、血栓の主成分であるフィブリンを直接分解する働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞の予防に役立つ可能性が研究されています。ただし、ナットウキナーゼは熱に弱く、70度以上で失活するため、加熱せずに食べることが推奨されます。
ビタミンK2と骨の健康
納豆はビタミンK2が非常に豊富で、骨の健康維持に寄与します。ビタミンK2は、カルシウムを骨に沈着させる働きがあり、骨粗鬆症の予防に重要な栄養素です。1パック(50g)の納豆には、1日の推奨摂取量の数倍のビタミンK2が含まれています。
その他の栄養成分
納豆には、タンパク質、食物繊維、ビタミンB群、ミネラル(カルシウム、鉄、マグネシウム)、イソフラボンなど、多様な栄養素が含まれています。また、納豆菌自体が生きたまま腸に届くプロバイオティクスとしても機能し、腸内環境の改善に貢献します。
世界での評価
近年、ヴィーガンやベジタリアンの間で、植物性タンパク質源として納豆が再評価されています。欧米でも健康食品店で販売されるようになり、日本食文化とともに世界に広がりつつあります。