機能性表示食品
カテゴリ: 市場・ビジネス用語
機能性表示食品制度とは
機能性表示食品は、2015年4月に始まった、事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能性を表示できる食品制度です。特定保健用食品(トクホ)と異なり、国の個別審査は不要ですが、消費者庁への届出が必要です。この制度により、中小企業でも比較的容易に機能性を訴求した製品を開発・販売できるようになりました。
発酵食品分野での活用
腸内環境改善、免疫機能サポート、睡眠の質向上などを謳う発酵食品が多数登録されています。ヨーグルト、納豆、乳酸菌飲料、発酵茶などが代表的です。Yakult1000のように、機能性表示食品として大ヒットした製品もあり、市場拡大の原動力となっています。
届出に必要な科学的根拠
機能性を表示するには、①最終製品を用いた臨床試験、または②研究レビュー(システマティックレビュー)のいずれかの科学的根拠が必要です。多くの発酵食品企業は、コストを抑えられる研究レビューを選択しています。
市場への影響
消費者の健康意識の高まりとともに市場が拡大し、発酵食品業界の成長を牽引しています。2024年時点で7000件以上の製品が届出されており、年々増加しています。一方で、科学的根拠の質や過剰な表示に対する批判もあり、制度の見直しも議論されています。